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9月

協議、調停、審判でも離婚が成立せず、なお離婚を望む場合は、最後の手段となるのが裁判離婚です。裁判離婚は、夫婦どちらかが家庭裁判所に離婚訴訟を起こし、裁判所の判決によって離婚する方法で、訴えを起こしたほうを「原告」、訴えられたほうを「被告」と呼びます。
裁判で離婚判決を勝ち取るためには、民法に定められている「離婚原因」が不可欠です。たとえば夫の不貞行為が離婚原因なら、相手からのメール、手紙、浮気現場の写真などの証拠をできるかぎり集めて準備する必要があります。夫の暴力なら、暴力を受けたときの傷の写真、医師の診断書などを提出することになります。
また、裁判では、慰謝料、財産分与、親権者、監護者の決定なども一緒に審理できます。判決は絶対で、納得がいかなくてもこれを拒否することはできません。どうしても不服であれば、高等裁判所、最高裁判所に上訴することができます

裁判離婚は、話し合いを最優先する調停離婚とは性質が全く異なり、どちらに離婚原因があったのかを、はっきりすることができるのが特徴といえます。
そのためにも離婚原因を立証する証拠は大切ですが、証拠だけでは立証できないこともあります。そのため、離婚に至る経緯を夫婦それぞれが事実として述べる陳述書という書面にして提出し、それをもとに法廷で証人尋問を行います。離婚原因となる証拠と証人尋問から裁判官が公平に判断して離婚が妥当がどうか決定されます。

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