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9月

4つの要素がある財産分与

財産分与には次のような要素があります。

清算的財産分与
夫婦どちらの名義になっていたとしても、婚姻中に夫婦が協力して築いた財産は、清算して分けなければなりません。預金、住宅、車、株券などが該当し、住宅ローンが残っている場合も、負の財産として清算的財産分与の対象になります。

扶養的財産分与
専業主婦で収入がなかった妻の場合、養育の関係から子どもを引き取ることも多く、離婚後有利な仕事がなかなか見つからないこともあり、妻が生活費を稼ぐことは困難なことです。そのため、自活できる能力を得るための間、経済的に不安をきたす妻に対して、夫が生活の保障をするという形での財産分与が扶養的財産分与です。ただし、妻に頼るべき親族がいたり、再婚相手がいる場合、婚姻中から一定の収入があり離婚後も生活に不安がない場合などは対象外です。

慰謝料的財産分与
相手に離婚原因があれば、財産分与と別に慰謝料が認められますが、裁判所は財産分与算定のひとつの要因として、慰謝料を考慮するときもあります。

過去の婚姻費の清算
婚姻関係が継続している限り、夫婦はお互いに扶養義務があるため、別居期間中などに生活費の未払いの期間がある場合は、財産分与で調整することがあります。

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